chapter8 

  • 2013/05/30 17:12
  • Category: Story
こんにちは!週イチのストーリー更新を目指して頑張ってますが
早くも危うくなっておりました^^;
色々なことに手をだしすぎるとダメですね><

ではでは本編スタートです!




20130530chap (17)
「なかなか面白かったんじゃないか」
「そう?意外だったわ。ずっと寝てるんじゃないかと思ってたけど」
映画を観た帰り、空はすっかり暗くなってしまったが都会のネオンがまるで昼間のように明るく照らしていた。
レイと観た映画は私好みの純愛映画だ。雑誌の評価はあまり良くなかったけれど十分に楽しめた。
純愛なんて遊び人のこの男にはくだらないと思われそうだったから意外だった。
「こう見えても映画は色々観てる」
レイが次々に上げていく作品は私の好みと完全に合致する、恋愛ロマンスばかり。

20130530chap (18)
「本当に観てるの?そういうのが好きだと女と話があわせられるとでも思ってるんじゃない」
「ばれたか」
そう笑うレイはやっぱり第一印象の通り、女好きのする顔だと改めて感じる。
この手の危険な魅力のある男に惹かれる女は多いだろう。
私はタイプじゃないけれど。

20130530chap (20)
「私あの映画が観たいのよね。でも仕事でなかなか買いに行くも観る時間もなくって」
私の言う映画は大好きな絵本作家のジャックが原作の映画だ。観たいと思いながら最近の仕事のゴタゴタで買いにいくこともできない。
迫力の大画面と音響で見る映画館もいいけど、家でゆっくり観るのも好きだ。
特にジャックの作品なら何度も観たいから。

20130530chap (19)
「・・・・・DVD持ってるぜ」
「え?本当?」
「あんたさ、ジャックの絵本持ってたけどああいうのが好きなんだ」
「いけない?あの人の作品は全部好きなの。ロマンチックで見てるだけで癒されるんだから」
「へえ・・・。癒し・・・ね。まあいいや。DVD今度貸してやるよ」

20130530chap (21)
「・・・お礼はしないわよ?」
「言われなくても分かってる」
レイが苦笑する。予めこう言っておかないと後々何か要求されたら困る。
油断はできない男だけど・・・悪い奴じゃなさそう。
そんなことを思っているといつの間にか家の前にたどり着いていた。

20130530chap (16)
「じゃあね。おやすみなさい」
「ああ。おやすみ」
私達はそれぞれの寝床へ戻っていった。









20130530chap (22)
間違いない。
大きなサングラスではっきり顔は判別できないものの、あれは女優のモニカだ。
モニカの出た映画やドラマはほとんど観ている俺は興奮のあまり叫びだしそうになる。

20130530chap (23)
クールでワイルドな雰囲気の美女モニカはそこに存在しているだけでまるでオーラが違う。
「どうしたんだよ?そんなに覗き込んで」

20130530chap (24)
クライヴが俺の視線の先を追って口をぱくぱくさせる。
「あ、あ、あれ本物か・・・?!」
「だと思う。多分」
「まじかよーーー!おいっ!カイト!お前モニカの席に注文とりに言ったんだろ?なんで言わねえんだよ」
「何を?あの席の女の人がどうかしたのか」

20130530chap (25)
カイトは芸能人にまるっきり興味がない。テレビも見なければ映画も観ない。モニカを目の前にしても気が付かないのも納得だ。
「カイトは全然興味ないんだな・・・。あれ女優だよ」
クライヴがそう言っても気に留める様子もない。

20130530chap (26)
「そうなのか?待ち合わせみたいだからあとで注文取りにきてくれって言われたけど」

20130530chap (27)
「俺が行くっ!!!」
そこで俺はすかさず声を上げる。クライヴに取られてたまるかっ
「ちょっ!ジェイクてめえ!!ここは店長の俺が行くべきだろうが!」
モニカの注文取りを巡ってバトルが始まると思われたその瞬間に店の電話がけたたましく鳴った。
この時間の電話はクライヴの兄でこの店のオーナーでもあるディーノさんだろう。
店の売り上げ状況を聞く為の定期連絡みたいなものだ。

20130530chap (28)
「電話だぜ?」
勝ち誇った顔の俺をクライヴが苦々しく睨みつけた。
「くそっ・・・」
「ジェイク、連れが来たみたいだ。注文取りにいけよ」
カイトに促されて俺は颯爽とモニカの席へ向かった。

20130530chap (29)
・・・が。
そこで足が止まった。
モニカに親しげに話しかけている男に見覚えがあったからだ。
あのキザ男。確か名前はジョシュア。
結婚する身でありながらリサにしつこく言い寄るクズみたいな男がどうしてモニカと・・・。


20130530chap (31)
「遅いわよ。色々と決めることがあるんだから早く来てもらわないと困るの」
「悪かった。・・・それでドレスはもう決めたの?」
「今迷ってるの。一生に一度だからこだわって選ばなきゃね」
「君ならどんなドレスでも綺麗だよ。式場の方にももう連絡しておいたからあとで打ち合わせに行こう」

20130530chap (30)
モニカとジョシュアの二人からはそんな幸せそうな会話が聞こえてくる。
まさか。
ジョシュアの結婚する相手って・・・モニカなのか?
呆然と立ち尽くす俺に気が付いたジョシュアは俺に目で注文を、と合図する。
そのしぐささえ腹がたつほど決まっていて吐き気がした。

20130530chap (32)
俺の胸にふつふつと怒りがこみ上げてくる。
何だって女はこんな男がいいんだ?
女にだらしないのはレイも一緒だが、レイは少なくともジョシュアのような意地汚さはない。
「君、注文を頼むよ」
いつまで経ってもその場から動かない俺に不審げな目を向けながらジョシュアが言った。
なにが君、だ。気色悪くて反吐が出る。気取り屋が。

20130530chap (33)
俺は何も答えずそのまま背を向けて店の中に入り、ディーノさんとの電話を急いで終えたらしいクライヴに向かって吐き出すように言った。

20130530chap (34)
「注文、お前が行けよ」
「どうかしたのか?連れが男だから気に入らないとかだろ」
「何でもいいよ。早く行け」
説明するのも面倒で俺は厨房へと足を向けた。









20130530chap (1)
「なあ、あのエマって子とデートしたか?」
仕事を終えて狭いリビングで寛いでいると、突然ジェイクが尋ねてきた。
エマと電話番号を交換し、何度かメールのやりとりはしていてそう悪くない子だと感じている。
「デートじゃない。一度食事しただけだ」

20130530chap (2)
「二人で、だろ?それをデートって言うんじゃねえの」
「別に・・・。まだ彼女と付き合うとかそういう気持ちになったわけじゃない。誘われたから行った。それだけ」
「ふーん・・・。お前ってなかなか女を好きにならないタイプだよな。昔から」
「お前が惚れっぽいだけだろ」

20130530chap (3)
そう言い返してはみたものの、確かに俺はそんなにすぐ恋だの愛だのと飛びつくタイプではない。
レイの言う様に過去の経験から女性不信までは行かないが、女の子との間に繰り返されるさまざまな面倒なことが嫌なのだろうと思う。
それよりは一人で好きなことをやっていた方がよほどいい。
要は自分勝手な男なのかもしれない。

20130530chap (5)
「レイは?」
「あ~、今仕事中らしい。2階に引き篭もってる」
ジェイクがやれやれと言ったように肩をすくめた。「仕事中」のレイは普段の鷹揚なレイとは人が変わったように神経質になる。俺達が大きな声で騒いだりしたらそれこそ大変だ。
まあ、レイの仕事を考えればそれも納得できないことではないが。
締め切りが近いとぼやいていたレイを思い出しながら、人気があるのも大変だと思う。
「ジェイク?いる?」
その時、古ぼけたドアの向こうから女の声がジェイクを呼んだ。

20130530chap (6)
ジェイクが立ち上がりドアを開け、シャロンを家の中に招じ入れる。
そういえばこの女とジェイクは知り合いだったか。
「どうしたんだ?こんな時間に」
「明日夜パーティーがあるんだけど来ない?主催してる子から何人か呼んで欲しいって言われてて」

20130530chap (7)
「明日・・・?土曜か・・・悪い。ちょっと用事があって」
「そう。モデルとか沢山集まるのにな~。残念でした」
「お前の狙いはそれ目当てに集まる金持ちだろ」
ジェイクがシャロンをからかうような口調で笑った。
「当たり前でしょ。いい人が見つかるといいけど」
「お前のいい人イコール金持ちで自分に尽くしてくれる男だからな。ハードル高すぎだぜ」

20130530chap (8)
シャロンとジェイクのやり取りを聞いていると、このシャロンという女が最初に出会ったときの印象のままの女なのだと思った。
傲慢で鼻持ちならない女。
俺が一番嫌いなタイプだ。
「そういえばシャロン、エマってモデルと知り合い?」

20130530chap (9)
余計なことをジェイクがシャロンに尋ねる。いちいちそんなことを聞かなくてもいいだろうが。
「・・・知ってるけど。エマがどうかした?」
シャロンの口ぶりはあまりエマのことを快く思っていない様子がありありと伺えた。
面倒なことになりそうだ。そんな予感がする。

20130530chap (10)
「カイトがさ、そのエマとくっつきそうなんだ。デートもしたらしいし」
「ジェイク。別に俺は付き合うつもりはないって言っただろ」
「どうだか。そんなに悪い子じゃないとか言ってたじゃねーか」
俺とジェイクがそんなやりとりをしている間中、シャロンの刺すような視線を感じる。
エマと何か確執のようなものがあるのかもしれないが、それにかかわるのはまっぴらだった。

20130530chap (11)
「ふーん・・・・。エマってやっぱり趣味が悪いわね」
女特有の嫌味が飛んでくる。男と違ってこういう時、女は陰湿だ。俺だけじゃなくエマのことを含めて否定しようとする。

20130530chap (12)
「あんたほど悪趣味じゃないよ。少なくとも拝金主義じゃないからな」
女相手に口げんかするのもみっともないと思ったが、エマのことまで否定的に言うシャロンは許せなかった。どれほど彼女のことを知っているのかはわからないが、俺の前では彼女はシャロンより遥かにいい子だ。

「おいおい・・・。よせって」
ピリピリしたムードが漂い始めてジェイクが慌てて制止に入る。

20130530chap (13)
「自分で男をコントロールできると思ってるんだろうけど、男のこと舐めてるとそのうち痛い目にあうぜ」
俺の言葉にシャロンが強い目線で俺を睨みつける。
モデルだけあって目力がすごいな、などと全く関係ないことを思った。

20130530chap (14)
「あなたには関係ないでしょ。エマのことだけ見てれば?」
こういう時激情して声を張り上げる女と逆に落ち着き払って冷静になるタイプがいるが、シャロンは後者らしい。後者の方が敵に回すとやっかいで面倒なタイプだ。
これ以上この女と関わらない方がいい。俺の頭のなかで警告音が鳴る。
「そうするよ」

20130530chap (15)

シャロンの挑発の言葉を流して、俺は2階へ上がる階段に足をかけた。




                                chaapter9へ続く
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malepose 配布

こんにちは!
ストーリーやキャラメイクをほっぽり出してひたすらポーズ作りをしていました。
とにかく形にしないと次のことができない性分で・・・><;
何個も何個もポーズを作りまくり、比較的出来の良かった(自分比)ものを
配布させてもらいます!

素人の作ったもので、粗雑な箇所も目立つかと思いますが
良ければ使ってやってください♪

20130528SS (5)

20130528SS (1)

20130528SS (2)

20130528SS (3)

20130528SS (4)

ポーズリスト頑張ってつけてみましたw

基本どのポーズも表情はついていません(自分のシムが表情つくと崩れるのでww)
07のポーズだけはちょっと不敵な表情にしたかったので、口角の端を上げています。

Download

はあ~♪これでやっとストーリーに集中できる(笑)
時間があれば今度は女の子用poseも配布してみたいです^^

ではでは~!

拍手お返事とポーズ奮闘記

  • 2013/05/27 12:15
  • Category: 雑記
こんにちは!
今日は拍手お返事(追記にあります)とポーズ作製奮闘記ですっ
mirumomさんがかっこいいポーズを作られていたので、私も!私も!状態で再開しましたが
難しーーーい(笑)
関節の動きがおかしくなることも多々。特に手指が泣きそうになりますw

何個か作ってみたので自己満足SSです~

20130327ASS (1)
無謀にもいきなりオブジェクトを使ったポーズww
組んだ脚が埋まっちゃってますね~・・・

20130327ASS (2)
モデルがアルベルトなので尊大なポーズにしたかったけど・・・顔の向きも微妙だ。

20130327ASS (3)
右脇崩壊(爆)どうやったらこれ、まともな感じになるんだろうww
シムのポーズであまり腕を上げてるポーズって見ないから難しいのかな。

20130327ASS (4)
比較的マシにできたポーズ。
20130327ASS (5)
見下してる感じに。でも髪の毛で隠れてるほうの目がちょっと位置おかしかったです・・orz

20130327ASS (6)
手をいじらなければ安全、というポーズ(笑)

20130327ASS (8)
俯いた感じで手をポケットに入れてる風にしたかったポーズ。

20130327ASS (9)
しかしこのありさま\(^o^)/

20130327ASS (10)
これもポケットに入ってないw体にもっと密着させるべきなのかな~
角度もおかしい。

20130327ASS (11)
早く上手くなりたいです!

chapter7

  • 2013/05/23 16:23
  • Category: Story
こんにちは!久々の更新です!
昨日タンブラーに配布シムをUPしたので、明日にでもこっちに載せられたらいいな。

登場人物に1名追加あり。

ではでは本編スタートです♪




20130523SSchap7 (32)
「今月はあと化粧品の広告と雑誌の撮影と・・・」
目の前にいるマネージャーが今月の仕事のスケジュールを読み上げ始める。
マネージャーとはいっても私がそれほど仕事を受けないせいもあって、他のモデルを何人か担当している。

20130523SSchap7 (34)
「でね、シャロン。テレビCMの依頼も来てるんだけど一度やってみない?」
「嫌って言ってるでしょ。テレビには絶対出たくないの」
「どうして?ギャラもいいし、シャロンなら間違いなく売れると思うわ。バラエティー番組に出ろって言ってるわけじゃないのよ?」
マネージャーは以前から熱心にテレビの仕事を押し込もうと口説いてくる。
でもそれは無駄なことだ。

20130523SSchap7 (35)
私にとってモデルの仕事はあくまで「暇潰し」と「男の受けがいい」からやっているようなものだから。
最低限の仕事はやるけれど、必要以上に露出することになると今度は男が引いてしまう。
ほどほどのラインが一番いいのだ。
「とにかく嫌なの」
「・・・まったく、勿体ないわねえ・・・」
マネージャーの目には私が無欲に見えるらしい。いつもその無欲さが歯がゆいとこぼしている。

20130523SSchap7 (33)
「ねえ、次のファッション特集の撮影っていつだっけ?」
最近の仕事の中である雑誌のファッション特集は好きな仕事だった。
お人形のような容貌をしているためにガーリーな服を着せられることが多い私だったけど、ここの雑誌ではスタイリストがとても洒落ていて服もモデルもカッコよく見せてくれるのだ。
モデル仲間に間でも人気が高いこの仕事を2,3回こなしていて、次回の撮影も声がかかっていたはずだった。
「あ・・・それが・・・ね・・・」

20130523SSchap7 (37)
マネージャーが言いにくそうに目を伏せた。
「何?」
「昨日編集部の人から連絡があって、急遽モデルを変えたいって言われたのよ」
つまり私は断られたということだ。
少しのショックはあるものの、こういう変更は多少あることなのであまり怒っても仕方ない。知りたいのは誰に変えられたかということだった。
「誰に変わったの?」
「・・・エマよ」
その名前にコーヒーを持つ手が止まった。




20130523SSchap7 (43)
エマ。
私と同じモデルクラブに所属している子で、キャリアは私と同じくらい。
いつもにこにこして可愛らしい雰囲気なので、スタッフには人気があったが仲間内での評価は最悪だった。
所謂「ぶりっこ」だと同性からは好かれないものだ。
私はエマとそんなに接点がなかったから、そんな風にしか思っていなかった。
その見方が変わったのはつい最近のことだ。
仲のいいモデル仲間がエマに仕事を取られたとぼやいていて、よく話を聞いてみるとエマは他人の仕事でも気に入ると編集部の決定権を持つお偉いさんに近付いて愛らしい声で仕事をねだるらしい。まさか寝てはいないと思うが、モデル内では「枕営業」だと罵られている。

20130523SSchap7 (42)
そのエマが私の仕事を取った。
実力で負けたのなら仕方ない。もともと仕事を奪い合うような熱意も私は持ち合わせていないのだから。
でもそれが意図的に奪われたものなら話は別だ。
ケンカを売られたのと同じだった。


20130523SSchap7 (35)
「この間言ってたバッグのテレビCM、私が断ったからエマに仕事がいったのよね?」
とあるファッションブランドが新しくバッグを出すということで大々的にテレビCMを流すことになり、そのモデルの仕事が私に依頼されてきたのだけど先日断ったばかりだった。
「そうよ。エマ、初めてのテレビCMだって喜んでたわ」
「あれ、私受けるわ」

20130523SSchap7 (39)
我ながらなんて意地が悪いのだろうと思うけど、仕掛けてきたのは彼女のほうだ。
罪悪感を持つ必要はない。
もともと私に来た仕事だったのだから。
「え?でももう・・・先方にもエマで話をしちゃったし・・・」
「この仕事ができるならテレビの仕事も考えてみてもいいと思ってるんだけど」
「分かったわ・・・。先方にもう一度話をしてみます」






20130523SSchap7 (40)
マネージャーが帰ったあと私は一人ため息をつく。
いくら仕返しをしたからと言っても、気分が悪い。
陰口を叩かれてまで仕事が欲しいものだろうか。負けず嫌いなのかもしれないが、間違った方向へ向いているような気がしてならない。

20130523SSchap7 (41)
こんな風に気分が落ち込んだときは気分転換するに限る。
疲れた時に甘い物が食べたくなるように、気が滅入ったときは男の甘い言葉を聞くのが一番いい。
呼べばすぐ飛んできてくれる男達を思い浮かべ、その中の一人の番号を押した。







20130523SSchap7 (11)
落ち着かない。
食事をしている時も、お風呂にはいっている時も、仕事をしているときも携帯が気になって仕方ない。
いつジョシュアから連絡が入るのか、みじめだけど私は待ってしまっている。
カレンやシャロンには「別れる」と言ったもののやっぱり私はジョシュアが好きなのだ。

20130523SSchap7 (12)
恋愛感情だけではない。私を引き抜いてくれたという恩や尊敬も混じっているから性質が悪い。
そんなことわかってる。
でもやっぱり好き。不倫は嫌。
意識を逸らそうとしても気が付くと同じところを堂々巡りしている。
その時、携帯が着信を知らせ私はすぐに通話ボタンを押してしまう。

20130523SSchap7 (13)
これじゃ連絡を待っていたことがバレバレだ。どうして私は駆け引きができないんだろう。
「リサ?今大丈夫か?」
電話からは聞きなれたジョシュアの声。

20130523SSchap7 (14)
「大丈夫よ。もう仕事は終わって家にいるから」
「そうか。・・・土曜日会ってくれるだろ?」
ジョシュアにはもう分かっている。私がどんな気持ちでいるかも、そして結婚するというジョシュアを諦めきれていないということも。
それが言葉の端々に滲んでいた。

20130523SSchap7 (16)
「・・・どうして会う必要があるの?ジョシュア結婚するんでしょ」
これくらいは言ってやりたかった。
本当はもっと言いたかったことは沢山ある。でもジョシュアの声を聞くと何故か言えなくなってしまうのだ。
「リサにちゃんと話したくて。・・・・本当に好きなのはリサなんだ」
好き、という言葉が発せられて思わず私はギュッと目をつぶる。

20130523SSchap7 (17)
じゃあ、どうして私と結婚してくれないの。
どうして彼女なの。
そういった質問を好きという言葉一つで塞いでしまうジョシュアは卑怯だ。
「会ってゆっくり話がしたい。お願いだ、会ってくれ」
最後の言葉は懇願するような響きがあって、それが私の胸を締め付ける。

20130523SSchap7 (15)
「・・・わかった。話をするだけなら」
それだけじゃないって分かりきっているくせにそんなことを言う自分がたまらなく嫌だ。
でもそいう言わなければ私の微かに残されたプライドが保てない。
そんなこともジョシュアはお見通しなのだろう。
「ありがとう。土曜夜19時にいつものバーで会おう」
「19時ね。わかったわ」

20130523SSchap7 (18)
そう言って電話を切った私の胸は信じられないくらい軽くなっていた。
さっきまでまるで鉛を抱いたみたいに気分が沈んでいたのに。
バカだって思われてもいい。
私はやっぱりジョシュアが好きなんだ・・・・。
これからどうなるかはわからないけど、流れに身をまかせてみよう。
そんなことを考えながら、ゆっくりと眠りにおちていった。

20130523SSchap7 (20)




「もう嫌っ!!どうしよう間に合わないっ!」
20130523SSchap7 (21)
ジョシュアとの約束が私の緊張の糸を緩めたようで、翌朝目覚ましを止めたことすら憶えていないくらいぐっすりと寝てしまった。当然寝坊だ。
今日の撮影スタジオはいつものスタジオより少し遠いのに。
これから地下鉄に飛び乗って全力で走ったら間に合う・・・と思いたい。
慌てて家を飛び出すとそこにはバイクにまたがったジェイクがいた。

20130523SSchap7 (22)
あのバイクに乗せてもらったらきっと間に合うだろう。でもそんなこと言えるわけがなかった。
走り出そうとする私にジェイクが声をかけてきた。

20130523SSchap7 (23)
「乗れよ。遅刻しそうなんだろ」
「いいわよ!急げば間に合うから!」
「・・・早くしろって。俺今日休みだから時間あんだよ。さっさと乗れ」
「・・・・」
言い方はムカっとするけど、私を気遣ってくれているのはわかる。
時間ももうないし・・・背に腹は変えられない!乗せてもらおう!
黙ってジェイクの後ろにまたがる。バイクに乗るなんて久々だ。

20130523SSchap7 (26)
「場所は?」
ジェイクに行き先のスタジオを教えると分かったようでそのままバイクが発進する。
「つかまってろよ」
「っ・・・・」
何か言いかえそうと思ったけれど、バイクのスピードが思ったより速くて口を開くのが面倒になる。
ここは大人しく従っておこう。

20130523SSchap7 (25)
私はジェイクの腰に手をまわし、きつく体を寄せた。




20130523SSchap7 (27)
やっぱりバイクは早い。
遅刻を覚悟してたけど、時間まで少しゆとりがあるくらいに早く到着した。
「ありがと」
バイクを降りてジェイクにお礼を言う。
この男、思ってたほど嫌なやつじゃないかも。
・・・でも駄目。ここで気を許したら駄目。

20130523SSchap7 (28)
「あのさ。何回もしつこく言って悪いけど」
「何?」
「あの男と会うのはよせよ。騙されてるぞ、絶対に」
ジェイクとのことを言っているのだとすぐにわかる。

20130523SSchap7 (29)
「騙されてなんかない!余計なこと言わないでって言ったでしょ?!」
「どう見たってお前都合のいい女じゃねーか。他の女と結婚するのに会って何すんだ」
「もう放っておいてよ!!」
文句を言われるのはカレンやシャロンだけで十分すぎるくらい辛いのに、知り合ったばかりのこの男にどうしてとやかくいわれなくてはいけないのか。

20130523SSchap7 (30)
だんだん腹が立ってきた。いいやつだなんて思ったことは撤回する!
余計なお世話を焼くのは辞めて欲しい。
まだ何か言いたそうなジェイクを後にして私はスタジオの中へと走っていった。

20130523SSchap7 (31)





結局のところ、女なんてそんなもんだ。
20130523SSchap7 (1)
ジェイクやカイトには常日頃からそう言っているくせに、いざ自分の身にふりかかるとそう簡単に割り切れない。全く、我ながら情けない。
一体俺は何をやっているんだ。本当は今頃、女と飲んでいるはずだった。


20130523SSchap7 (2)
その女とはクラブで知り合った。遊びと割り切った関係でいたはずなのに、俺は待ち合わせの場所で他の男に声をかけられ嬉しそうに電話番号を教えあっている姿を見て完全に冷めた。
遊びだと割り切れなかったわけじゃない。彼女のことを特別好きだった訳でもない。
理由は分かっている。
俺と会うのが分かっていながら他の男に笑顔を向けるその姿に過去のあの女を思い出しただけだ。

20130523SSchap7 (3)
たった一人だけ俺が本当に愛した女。
互いに深く愛し合っていたはずなのに、どこかで何かが崩れたあの日。

思い出すのはやめよう。気分が滅入るだけだ。
仕事をしようにもそんな気にもなれず、俺はそのまま家を出た。





家を出たはいいものの行くあてもない。呼び出せばくる女もいない訳ではなかったが、今日はもうそういう気分になれそうになかった。
久々に映画でも見るか。

20130523SSchap7 (5)
ふと立ち止まったところに映画館があり、俺はそこで時間をつぶすことに決めた。
一人になればまたあのことを考えてしまう。今は何もかも忘れたかった。
「・・・レイ?」
女の声がして俺は小さく舌打ちした。女には今会いたくない。

20130523SSchap7 (4)
だが、無視する訳にもいかずに振り返るとそこにいたのはカレンだった。
仕事帰りなのだろう、パンツスーツが決まっている。

20130523SSchap7 (6)
「映画、観るの?」
「ああ。そんな気分なんだ」

20130523SSchap7 (8)
「・・・あなたツイてるわね。チケットあるわよ。シャロンと来るはずだったんだけど仕事でこれなくなったみたいで余ってるの」
話の内容よりも俺はカレンの声に惹かれた。凛としてて女くささが全くない。
とっつきにくい印象だったが話してみるとそう悪くない女だ。

20130523SSchap7 (9)
「チケットのお礼は俺が体で払うよ」
そんないつもの軽口も出てくるほど、カレンは居心地がいい。
「あなたから何かを貰おうなんて考えてないわ。怖いだけだもの」
クスッと小さく笑うカレン。
笑うと冷たい美貌が一瞬崩れて可愛らしい表情になる。

20130523SSchap7 (10)
「そろそろ時間だから行くわよ」
「了解。引率の先生みたいだな」
「一言余計なの」
そんなやりとりをしながら俺はあの忌まわしい思い出を少しだけ忘れることが出来た。



                   
                                 chapter8へ続く

SS+拍手お返事

  • 2013/05/20 21:20
  • Category: 雑記
20130520SS (1)
こんばんは!
タンブラーのSSばかり撮っていてストーリーが全然進みません(笑)
いい加減書き始めなくては・・・。

今日も拍手お返事(追記にあります)とSSです。
別館をお休みしているので、SSだけなら毎日でも更新してしまいそうな勢い!(暇人・・・w)

20130520SS (2)
最近この子がお気に入りすぎて他の子を撮影することが減ってしまいました><
新しい子も作らなきゃな~・・・。女の子はわりとすぐできるんですけど
男の子はこだわって作りたいので時間がかかるんですよね。

20130520SS (3)
口紅をつけるポーズが出てたので早速撮ってみました。

20130520SS (5)

20130520SS (4)
口紅をつけるしぐさってセクシーでスキです!

20130520SS (6)
「ちょっとじっとしてて」

「この色、似合う??」

20130520SS (7)
「うん!さっきよりずっといいよ」

なんて声が聞こえてきそうな素敵ポーズです♪


タンブラーでUPされていたちょっと個性派なスキントーン、Yeppiskin Non-Default Ver2.0 を
使用してキャラも作ってみました。

20130520SS (8)
涙袋アリのタイプです。
男の子より女の子の方が可愛く作れそう。
目の色は黒っぽいほうがよかったかなww死んだ魚の目をしている(笑)

20130520SS (9)
つるんっとしてて陶器みたいなマット肌です。
ガーリーな感じの子が似合いそう!!
また色々作ってみたいと思います♪

拍手お返事とSS

  • 2013/05/19 16:08
  • Category: 雑記
こんにちは!
今日は追記に拍手コメントのお返事&好き勝手に撮ったSSですw
(SSだけなのでコメ欄は閉じてあります)

ただ撮るよりも何かテーマがあった方が撮りやすいので
同じモデルシムで着せ替えしてみました。


20130519ASS (1)


見やすいように画像を大きめにしてみました。
今回のモデルはこの子です。

20130519SS (2)

20130519SSS (3)
SS撮影には黒髪の子が好き。
服はorangesimsさんのもの。


20130519A (6)

20130519SSS (5)
いいとこのお嬢さん風。
こういうレトロな感じのワンピース大好きです。

20130519A (3)

20130519SSS (4)
ハードな感じに!

こんな感じでゆる~くSSも載せていきたいと思います!!
お付き合いくださってありがとうございました♪

chapter6

  • 2013/05/15 17:35
  • Category: Story
こんにちは!なんだか久々のストーリー更新のような気がしますw
最近タンブラーのSSばかり撮っていてストーリーが思うように進みません^^;
やりたいゲームもあるし・・・ww

本館の息抜きにと別館やタンブラーを始めたんですが、こっちの更新頻度が落ちたら
本末転倒なのでタンブラーだけじゃなくここにもSSを載せていこうかと思ってます。
tumblrで大好きなsasha.Jさんから「スキ」をもらえたときは嬉しかったww
今までは自己満足SSだし、それにコメントしてもらうのも申し訳なかったので
別館にしてたんですけど「SSの場合はコメ欄〆ちゃえばいいよね!」ってことに
ようやく気がつきましたwってことで
こちらの更新もがんがん行こうと思ってます。気が向いたときにでも見ていただければ幸いです♪

では本編スタートです!
(2枚目のSSにジェイクがこっそり写り込んでましたwwスルーしてくださいw)




20130515chap6 (1)
今月の店の売り上げがあまり良くない。
原因は分かっている。エリーを始めとしたやる気がないスタッフたちが割り当てられた予算をクリアしようとする努力をしないからだ。

20130515chap6 (2)
頑張ってみて駄目ならまだ救いがある。
でも彼女達は最初からまるきり勝負というものを放棄してしまっている。
店長という立場上、私なりに声はかけてきたつもりだ。
でもそれは彼女達の耳には届かない。

エリーには負けたくないという気持ちはないのだろうか。
入社したときから誰かに負けることが許せず、努力し続けてきた私には理解できない。
朝から重いため息をつく。

20130515chap6 (3)
せっかくの遅番出社でゆっくりした朝を迎えられたのに、頭の中は売り上げのことばかりが占める。
月末近くなるといつもそうだ。
売り上げという数字が私を追い込んでいく。

支度を終えた私は階段を降り、コーヒーでも飲もうとキッチンへ向かった。
キッチンから、甘い香りが漂ってくる。
シャロンとリサは早朝から撮影の仕事があるとかで、もう家にはいないはずだ。
キッチンを恐る恐る覗いた私の予感は的中した。

20130515chap6 (4)
我が物顔でキッチンにいるのは・・・あの男。
ファーストキスを奪っておきながら私のことすら忘れていた男。
レイ。

「・・・・そこで何をやってるの」
朝から声を張り上げたくなくて小さくそう尋ねた。

20130515chap6 (5)
「なんだ、あんたか。飯作ってるんだ。食うか?」
「ちゃんと質問に答えてよ。どうしてここにいるのかって聞いてるんだけど」
「俺達のとこのおんぼろコンロが壊れたんだよ。シャロンの許可は貰ってある。・・・そんな怖い顔で睨むな」
レイは私の視線にも全く怯まず、飄々とした口調で答える。
いつから勝手に入り込んでたんだろう。私が寝てる間かもしれないと思ったら背筋がゾッとした。
シャロンもシャロンだ。
私がまだ家にいるっていうのに、勝手にこの男を家に上げるなんて。

20130515chap6 (6)
「心配しなくても襲ったりしねーよ。キス1つでギャーギャーわめくような色気のない女には興味ないんでね」
黙ったままの私の考えを見抜いたかのようにレイが薄く笑う。
色気がない、ですって?勝手にキスをしておいてその言い草は何なの?!
そう怒鳴ってやろうと思ったけれど、これから仕事で同じように怒らなくてはいけないことを思い出してぐっと堪える。

20130515chap6 (7)
「そう。それは良かった」
大人らしくやり過ごすことだ。それが一番無駄な体力を使わないで済む。
コーヒーを入れようとキッチンに入るともう既にレイがコーヒーを入れてくれてあった。
「座ってろよ。今ワッフルもできるから」
レイの言葉に抗うのも面倒で私はそのままイスに座り、レイが手際よく出来たての甘い香りを漂わせているワッフルを私の前に並べるのをじっと見つめる。
この程度の料理はできるってわけね。

20130515chap6 (8)
「じゃあ遠慮なくいただくわね」
「どうぞ」
こうして誰かの作った朝食を食べるのなんて何年ぶりだろう。
自分で料理するのも嫌いではないけれど、一人で食べるためだけに作る気にはなれずいつもコーヒーだけで済ませていた。
作ったのがレイだとしても、こうして温かな朝食をとれたのはなんだか嬉しくなった。

20130515chap6 (10)
「美味しい」
「そいつはどうも」
そんなやりとりをしながら、ふとこの男は何の仕事をしているのだろうという疑問が沸く。
平日のこの時間帯にゆっくりと朝食を取れることからしても普通の会社勤めではないことは確かだ。
「仕事は何をしてるの?」
「興味ある?」

20130515chap6 (12)
普通の会話をしているだけなのに、何を勘違いしたのかレイがニヤニヤと笑った。
「・・・随分と思い込みが激しい性格みたいね。同じ敷地内で暮らす人間が無職だと嫌だから聞いただけ」
「仕事はしてるよ。俺と飲みに行けばもっと詳しいことがわかるぜ」

20130515chap6 (11)
「折角だけど、遠慮しておくわ」
初対面の時から感じたことだったけれど、遊び人と呼ばれる男に感じる嫌悪感が何故かこの男には沸かないのだ。何故だろう。
どこか遊び人を「演じている」ような気がしてならないからかもしれない。

20130515chap6 (14)
食事を終えたレイがごく自然に私の皿まで下げてくれる。こういうさりげない優しさがある男はさぞかし女にもてるだろうと思う。
「・・・あんたこの絵本好きなのか」
キッチンカウンターに置かれた私のバッグからのぞくジャックの絵本を見てレイが言った。

20130515chap6 (15)
「ちょっと!勝手に人の私物覗かないで!」
いい年をしてこんな絵本が好きだなんてこの男に知られた。恥ずかしすぎる。
きっと笑うだろうと思ったレイの顔は無表情のままだ。
「仕事行ってくるわ。家の鍵はちゃんと閉めてよね!!」
これ以上ことの男と一緒にいられずに私はバッグをひったくるとそのまま家を飛び出した。







今日は朝から店が忙しい。
天気がいいってせいもあるだろう。店の外の席もほとんどが埋まっていて、カイトが忙しそうに注文のドリンクとケーキを運んでいる。
20130515chap6 (16)
店頭販売も盛況でこっちは店長のクライヴが対応していた。
俺はというと今日の天気を見て余裕を持って数を作っていたせいで、クライヴに店頭に引っ張り出された。そうは言っても俺も実際に自分の作ったケーキやパンを嬉しそうに買っていく客の姿を見るのが好きだった。

20130515chap6 (17)
「ありがとうございました」

20130515chap6 (18)
行列がやっと終わった。これで一息つける、と思ったその時、店の扉が開きあの女の姿が見えた。
俺と寝たとずっと思い込んでいる女、リサだ。

20130515chap6 (19)
「いらっしゃいませ」
俺がそう声をかけると、リサは気まずそうな表情で俺を見つめた。
俺のことを散々文句言った後にタルトを食べる姿を見られたのが相当嫌だったらしい。
「・・・ここのケーキが好きだっていうモデルに頼まれて代理で来ただけなの!勘違いしないでよね」

20130515chap6 (21)
誰もそんなこと聞いてないのに、一人で勝手に拗ねている姿はなかなか可愛い。
「そうですか。で?何を持ってく?」
「・・・・。チョコケーキでしょ・・・それに・・・あ!あのロールケーキもお願いね。それから・・・」

20130515chap6 (22)
俺と話すときとは全く違うきらきらと輝いた目でショーケースの中のケーキを見つめる。
せめてその何分の一かでも俺にむけてくれたら、もう少し仲良くなれると思うのに。
そんなことをぼんやり考えていると後ろから背の高い金髪の男がリサに声をかけてきた。

20130515chap6 (23)
「リサ?君もここで買い物?」
「・・・・ジョシュア!」
リサの口にした名前に聞き覚えがある。
リサが振られたと愚痴っていた男の名前も確かジョシュアだったはずだ。
この男がそうなのか。
「そ、そうなの。頼まれて・・・」
傍から見ていてもこのジョシュアとリサの力関係は圧倒的にジョシュアが上だということは分かる。
こんな気取った男のどこがいいんだ?
全く女ってのはよくわからない。

20130515chap6 (24)
「最近俺のこと避けてない?」
店員の俺には目もくれず、ジョシュアという男が意味ありげに笑いながらリサに言った。
何なんだ?!この自意識の塊みたいな男は!
リサの話だと確かほかの女と結婚するって話だったのに、この男の物言いはまるで彼氏気取りだ。
それに対してリサは怒るでも流すでもなく、ただ切なげに目を伏せるだけだ。

20130515chap6 (25)
「・・・今度の土曜時間が取れたから、二人でゆっくり話そう。また連絡するよ」
リサの耳元でそう囁くように言ったキザ男はそのまま店を出て行った。
残されたリサはそのキザ男の消えていく背中をじっと見つめている。

20130515chap6 (28)
「あの男と会うのかよ」
リサの様子からするとどう見てもあの男と会うことしか思えない。
自分を振って他の女と結婚する男とだ。
「あなたには関係ないでしょ」

20130515chap6 (31)
「バカじゃねーの。不倫コースまっしぐらだな」
あの夜散々あの男の文句を言っていて「二度と二人では会わない」なんて息まいてたのに、声をかけられたらすぐホイホイついていくのか。それなりに真面目に話を聞いてやっていた自分がアホらしくなる。
「放っておいてよ。それより早くケーキ包んで」

20130515chap6 (32)
「勝手にしろよ」
言われたケーキを手早く箱に入れ、リサに手渡す。
「あんたに言われなくても勝手にするわよ!いちいち口出ししないで」
あの男の前のしおらしい姿から一変したリサはそう怒鳴って店を出て行った。



20130515chap6 (29)
「・・・あいつ正真正銘のバカだな。都合よく扱われてるだけじゃねえかよ」








20130515chap6 (33)

20130515chap6 (34)
「あ~疲れた~・・・今日は忙しかったな」
閉店作業を終え、店長のクライヴがあくびをしながら店の扉に鍵をかける。
「俺は色々と違う意味で疲れたぜ・・・」
体力だけが取り得のジェイクがぶつぶつと小さく呟いている。

20130515chap6 (36)
家に戻ろうと歩き出した時に、店の壁にもたれて立っていた女の子が俺達の方へ近付いてきた。
その子には見覚えがある。店の客で何回もうちに来てくれている常連の子だ。
他の女の子とは違って忙しいときには注文以外で声をかけないし、話していても感じのいい子だった記憶がある。
「あの・・・カイトさん、少しいいですか?」

20130515chap6 (37)
女の子の声にジェイクとクライヴが視線を合わせたのが俺には見えた。
(またこいつにか・・・)
間違いなくそういう意思疎通をしている。
「いいですよ」
店の客だし、そう邪険にはできず俺はジェイクとクライヴから離れたところで女の子と向き合った。

20130515chap6 (39)
「私エマって言います。・・・あの・・・もし良かったらお友達になってくれませんか?」
エマの言葉に正直ホッとした。いきなり告白でもされたらどう断ろうかと悩んでいたからだ。
以前断ったら泣かれたことがあって、俺が泣きたいくらいだったから。
友達、という軽い言葉に俺は救われた気持ちになる。

20130515chap6 (40)
「友達でよければ」
俺のその言葉にエマは嬉しそうに頬を上気させる。
その姿は女の子らしくてとても可愛いと思った。
こういう素直で可愛らしい子ばかりだったら世の中平和なのに。何故かふとあの気の強いシャロンの顔が浮かんで、あわててその想像を俺は振り払った。

20130515chap6 (42)
「嬉しいです!勇気出して声かけて良かった」
俺もその言葉に釣られるように笑顔になる。その後電話番号を交換して彼女と別れた俺はふて腐れた顔のジェイクとクライヴの元へと戻った。

20130515chap6 (43)
「好きですーとか言われたんだろ?モテ男のカイト君」
「違うよ。ただ友達になって欲しいって言われただけだ」
「・・・思い出した!!」

20130515chap6 (44)
ジェイクが突然声を上げる。こいつの行動はいつも突然だ。
「あの子、モデルのエマじゃねえ?どっかで見たことあると思ったんだ」
「モデル?そうなのか?名前は確かにエマって言ってたけど」
「・・・・モデルとお友達かよ。あーーー!俺にもモデルの友達ができねーかなー」
クライブが深いため息をつく。

20130515chap6 (45)
「モデルと知り合いたかったらジェイクに言えよ。一人友達がいるだろ」
とてつもなく性格が捻じ曲がった女だけどな、と俺は心の中で付け足す。
「え?!ジェイク、紹介しろよ!!」
「・・・・お前が店を何軒も経営できるほどの金持ちにならないと見向きもされねーよ」
「結局金か顔かよ・・・世の中世知辛いぜ・・・」
そう呟きながらクライヴはさっきよりも深いため息をついてうなだれた。


20130515chap6 (46)


                          chapter7に続く

拍手お返事とひとりごと

  • 2013/05/13 18:55
  • Category: 雑記
20130513SS (1)
こんにちは~♪
今日は拍手お返事と雑記になりますのでコメント欄はしめさせていただきました。
追記で拍手お返事になってます。

20130513SS (3)
S-clubさんのskin1.5Fix がやっとDLできたので使ってみました。
1.0と2.0との差が鈍い私にはよくわかりませんでしたが(笑)
とても可愛らしいくっきりしたお顔立ちになります。

最近見つけた膝の絆創膏のCCが可愛くてお気に入り♪

20130513SS (2)
最近こういうファニーフェイスを作るのにハマっております^^
自分では絶対できないチークをまんまるに入れるメイクとか楽しいw

20130513SS (4)
SSだと見えにくいけどソバカスをメイクでくっつけてます。
ソバカスっ子大好き♪

メンズの微調節もやってました。
私はどうやら顔をつめて作るのが好きみたいで、無意識にやってると詰めすぎちゃうので
面長にしようと奮闘中!

20130513SS (5)
こういう腹黒そうな笑顔の男が好みです(笑)
この子もだいぶ顔を長めにしました。
男子は面長の方が大人っぽく見えるので頑張ろう~~

しかし指がゴツイwwww
細くするスライダーもあるみたいだけど、面倒くさくてなあ・・・。
気が向いたらそのうち導入してみよう。

以上ひとりごとでしたwお付き合いくださってありがとうございます♪

chapter5

  • 2013/05/10 17:05
  • Category: Story
こんばんは!UPしたあとに動画を作成したので追加で載せておきます!(アタッチさんコメくれたあとでの変更で
ゴメンナサイ><)
このstoryの動画なんですけど、SSをただくっつけただけのお粗末な作品ですが
良かったらみてやってくださいw

タイトルをUPするまえに変更し忘れたので「マイムービー777」というなんともめんどくさがりな
私の性格が良く出てるかと(笑)

使用曲:シンデレラ(椿屋四重奏)



見てくださった方ありがとうございました♪
では本編スタートです^^




20130510chap5 (1)

20130510chap5 (2)
なんだ、この気まずい雰囲気は。
立派なリビングに通され簡単な自己紹介を終えたあとの沈黙が重い。
本来ならもっと和やかな雰囲気になってもいいはずだ。

20130510chap5 (4)
この家の主だというモデルのシャロンは苦々しい表情でカイトを見つめている。
さらに強烈なのはもう一人の女の子の視線だ。
リサというなかなか可愛い女の子だったが、何故かジェイクを睨みつけていた。

20130510chap5 (3)
知り合いだったのか?
ジェイクの知り合いはシャロンだけだと聞いていたが・・・。
ただどうやらあまり良い関係ではなさそうではある。

それよりも、だ。
3人の中で一番冷たそうな美貌のカレンが何故か俺を見つめて頬を赤らめているのが気になった。

20130510chap5 (5)
一目惚れ、というロマンティックな雰囲気ではない。
なのに何故こっちを見つめるんだ?

20130510chap5 (6)
「・・・前にどこかで会ったことがあったか?」
使い古された声のかけ方だと思ったが、そう言うしかなかった。
以前に手を出した女か。いや、寝たことのある女なら覚えているはずだ。
同じ女に声をかけないための自衛策として。

20130510chap5 (7)

「どこかで会ったか、ですって?」
その声の強さに頬にさした赤みは怒りのためだったと理解する。
間違いなく目の前のカレンという女に過去どこかで会っているはずだ。
だがどうしても思い出せない。どこで会ったんだ・・・?

20130510chap5 (8)
「クラブであんなことしておいてそんなことよく言えるわね!!」
クラブ・・・。その言葉とカレンの艶やかな黒髪でぼんやりとした記憶が蘇る。

「ああ・・・。あの時の・・・」
確かタバコの煙が嫌だと禁煙スペースでもない場所でわめき散らしていた女だ。
俺の薄い反応にカレンは信じられない、という表情を浮かべた。

20130510chap5 (11)
「カレン、まさかこの人がキスしてきたっていう・・・?」
成り行きを見守っていたリサが口を開く。
どうやら面倒なことになりそうだ。女っていうのはどうしてこう口が軽いのか。
「そうよ。もっとも、ご本人は全く覚えてなかったみたいだけどね」

20130510chap5 (9)
「・・・ま、まあここで再会したのも何かの縁ってことで。こいつチャラチャラ見えるけど根は悪くないから。それは俺が保証する」
気まずい雰囲気をなんとかとりなそうとジェイクが言うと、今度はそれにリサが噛み付いた。

20130510chap5 (10)
「酔った女の子を部屋に連れ込むような人の保証なんて全然信用できないんだけど」
ジェイクもこんな可愛い女の子を部屋に連れ込めるようになったとはなかなかやるな。

20130510chap5 (13)
こっそりと俺は胸の中でジェイクに感心した。

20130510chap5 (12)
「俺はただ放っておけなくて連れてかえっただけだって言ってるだろ!手は出してねえよ!!」
部屋に連れ帰って手を出していない、といういい訳は他の男が言えば言い逃れだと思うがジェイクは馬鹿がつくほど正直なやつだ。きっと良かれと思って連れ帰ってきただけなのだろう。
これほど可愛い子を連れ込んで何もせず一晩過ごすなんて俺にはできそうにない。

20130510chap5 (14)
「もういい加減にしたら。ジェイク達はこれから部屋の片付けもあるんだし」
歳は一番若そうなのに、妙に落ち着いた声音でシャロンがため息まじりに言った。
モデルをしていると聞いていたが確かに人形のように整った面立ちだ。

20130510chap5 (15)
「でもっ・・・!シャロン!!」
「やった、やってないなんて水掛論してたってしょうがないでしょ。時間の無駄」
その可愛らしい顔からは想像もつかないほどさばさばとした言葉が小気味良く出てくる。
「ジェイク、もういいから。片付け頑張って」

20130510chap5 (16)
「お、おう・・・」
リサとカレンの非難の混じった視線を浴びながら俺達は母屋をあとにした。




20130510chap5 (17)
「どうして時間の無駄なんていうわけ?あいつ私を連れ込んだ男なのよ?!」
男達が去った後に私はシャロンに食ってかかる。
それでもシャロンはいつでも冷静だ。その冷静さが腹立たしい。

20130510chap5 (19)
「あのね・・・。無理やり連れこんだ訳でもないんでしょ?大体男といて記憶をなくすまで酒を飲む方だって責任があると思うわ」
痛い所を突かれて私は黙り込んでしまう。
確かに私も悪かった。悪かったけど・・・でも・・・。
「ジェイクと寝たって言うけど、ちゃんとその時の記憶あるの?」

20130510chap5 (18)
「・・・・ない」
その時の記憶がないから怖いのだ。あの男と本当に寝たのか、自分でもわからないから。
もう二度と会うこともないだろうと思っていたから忘れようとしていたのに。
こんな形で再会するなんて、本当に最悪だ。

20130510chap5 (20)
「シャロン、あの男たちを追い出して欲しいんだけど」
カレンが静かに、でも強い意志を秘めた口調でシャロンに詰め寄る。
「無理ね。いくら私でもすぐ追い出すなんてことできないわ」
「私はシャロンが女に飢えたような男じゃないって言ってたからそれを信じてたのよ?それが蓋を開けてみたらどう?見知らぬ女にすぐキスをしてその相手を忘れる様な男と同居なんてできないわよ!!」

20130510chap5 (22)
人一倍夢見がちなカレンはファーストキスの相手がそのことをまるで忘れていたということに、激しく自尊心を傷つけられたのだろう。

20130510chap5 (21)
「キスくらい、ただの事故だと思えばいいでしょ。とにかくすぐには追い出せないわ。あの狭い別棟だからいつかは出て行くと思うけど、ジェイク達がほかの物件を見つけるまでは無理」
シャロンはいつものようにさばけた口調でこともなげに言った。
この家の主はシャロンだ。だからシャロンが決めたことにはこれ以上口出しできない。
それは今後あの男と顔を突き合わせて暮らすってことで・・・。
想像しただけでゾッとする。

509SS.jpg
そりゃあ最初に声をかけられた時はちょっとかっこいいかな、なんて思ったけど。
「ヤってねーよ」なんて下品な言葉を吐くあの男を一瞬でもいいかもなんて思った自分を恥じた。
私はつくづく男運がないらしい。


20130510chap5 (23)
「ってことでこの話はお終いね。私明日撮影入ってて朝早いからもう寝るから。それとそこにあるタルト、ジェイク達が持ってきてくれたの。食べたら?」
シャロンの指すテーブルの上には美味しそうなフルーツタルトが置いてあった。

20130510chap5 (25)
「これ!!Les Amoureusesのすぐ完売しちゃうタルトじゃない!!」
美容に良くないと知りつつも私は甘いものが大好きだ。特にこのLes Amoureusesのフルーツタルトは美味しいと評判で、大好きなスイーツの一つだった。
こんなものを持ってくるなんて・・・。卑怯だわ・・・。

20130510chap5 (26)
「そうよ。だってこれジェイクが作ったんだもの」
「え・・・?」
「ジェイクはLes Amoureusesのパティシエだから。じゃ、おやすみ」
嘘。嘘でしょ?あの男がこのケーキを作ってた?!
じゃあ、今まで食べてきたこの店のケーキも全部・・・。

20130510chap5 (27)
「・・・どうする?食べるの?」
私が人一倍甘いものに目がないことを知っているカレンが尋ねる。
ううう・・・・。食べたいけど・・・。
ここでこのタルトを食べちゃったらなんだか私が負けたみたいな感じがするじゃない。
「い、いらない・・・」

20130510chap5 (28)
「そう?私は甘いもの苦手だから冷蔵庫入れておくわね。私も明日仕事だし、そろそろ寝るわ」
カレンがタルトを冷蔵庫に入れてキッチンをあとにする。

20130510chap5 (29)
一度は食べるのを断念したものの、諦めきれない私は冷蔵庫とにらめっこを続けていた。

20130510chap5 (30)
絶対食べたら駄目。こんなので釣られたなんてあいつに知られたら屈辱以外の何物でもないわ。
絶対に食べないんだから。一口だって口にしてやるもんか・・・。
そう思うのに、私はキッチンから去ることができない。

20130510chap5 (31)
ちょっとだけ・・・。ちょっとだけならいいかな・・・。
だってタルトに罪はないし・・・。日が経つと悪くなっちゃうしね。
思いつく限りのいい訳を胸の中に浮かべて私は冷蔵庫を開けた。

20130510chap5 (32)
なんて可愛くて美味しそうなタルトだろう。
眺めているだけでうっとりしてしまう。
この際これを作った男のことは頭から消すことにして、私は一口タルトを頬張った。
口の中にひろがる柔らかな甘み。コクがあるながらしつこくない。ここのスイーツはやっぱり大好きだ。

20130510chap5 (33)
「美味しいっ・・・」
我慢できず二口目を口の中にほおり込んだその瞬間。

キッチンの入り口に今世界で一番会いたくない男の姿が見えた。
タルトを夢中で頬張る私の姿をしっかりと視界にいれているその男は・・・。

20130510chap5 (35)
「悪い。俺忘れ物して・・・。」
気まずそうに目を伏せるのはこのタルトを作った男、ジェイク。
シャロンもカレンも玄関の鍵を閉めなかった訳?!
そんなことよりもどうしよう。このタルトに夢中になってるなんてこいつに知られたら失点1だ。

20130510chap5 (36)
「早く出てってよ!!勝手に入ってこないで!!」
「言われなくても出てくよ。そんなデカい声だすな。夜中だぞ」
とにかくこの男を早く目の前から消してしまいたい。せきたてるように私は男の背中を押した。
「ちょ・・・押すなよ」
「いつまでここにいるつもり?!もう帰ってよっ!」

20130510chap5 (38)
ジェイクとそんな押し問答をしながらやっと玄関までたどり着く。
今度こそちゃんと鍵をかけてこの男が入ってこれないようにしなくちゃ。
ドアを開けて男を押し出し、締めようとするとジェイクはそこで振り返る。

20130510chap5 (39)
「タルト食ってくれてありがとな。いつでも言ってくれたら持って来るから」
最悪。この男にやっぱり見られてたんだ。

20130510chap5 (40)
私はそれには答えず、強い音を立てて扉を閉めた。






20130510chap5 (41)
「とりあえずはこれでいいか」
ジェイクの声で俺とレイはぐったりとソファに座り込んだ。
ようやく人が生活できるような環境になった1Fを改めて見回す。

20130510chap5 (42)
昔ここの使用人が使っていたというこの別棟はとにかく狭い。男3人がいると息が詰まりそうになる。
そうは言っても贅沢は言えない立場だ。
人で溢れるこの都会でそう都合のいい部屋が見つかることなどほとんど奇跡に近い。
とりあえず寝るところを確保できただけでもよしとするべきだろう。


20130510chap5 (43)
「ベッドルームは3人一緒とはな・・・。これじゃ女も連れ込めない」
「お前連れ込むつもりだったのかよ」
レイの軽口にジェイクが反応する。レイの女癖の悪さを知っていたら誰だって不安にはなるが。

20130510chap5 (45)
「変な行動は起こすなよ。もう暫く引越しはごめんだ」
仕事の後の作業に疲れ、俺は頭を抱えた。
その疲れの原因は作業だけではなかったが・・・。
「レイはともかくとして、ジェイク。お前あのリサって子に手出したのか」

20130510chap5 (48)
「だから何度も言ってんだろ?!ただ泊めただけなんだよ!・・・ったく・・・こんなに言われるんなら手出しとけば良かったって後悔してるぜ」
派手な外見をしているが中身はお人よしのジェイクのことだ。本当に何もしなかったんだろう。
昔からこいつはそういう良かれと思ってやったことで貧乏クジを引いてしまうようなところがあった。



20130510chap5 (46)
「あの・・・シャロンて子、どんな子なんだ」
俺が最低な女だと罵った女が目の前に登場したときは俺も驚いた。
あの女がジェイクの友達だったとは。
「顔は可愛いけど中身は男だぜ。さっぱりしてて女のネチネチしたとこがないな」

20130510chap5 (47)
さっぱりしている・・・か。
女の子っていうものはもっと優しくて可憐であってほしいと思う俺は時代遅れの男なのかもしれなかったが、あの花を捨てろと言った冷たさだけはどうにも受け入れることができそうになかった。

20130510chap5 (49)
「なんだ?シャロンが気なるのか?残念だな、あいつは昔から金持ちしか相手にしねーよ」

20130510chap5 (50)

「玉の輿狙いか。そういう欲望のハッキリした女はわかりやすくていいな」

20130510chap5 (51)
「俺はごめんだね。ああいう子は苦手だ」
俺の言葉にレイがにやにやとした笑いを浮かべる。
「前にも言っただろ?どんな女も汚い面はあるんだぜ。どの角度から見ても綺麗な女なんていねーよ」
「・・・お前俺の女性不信を進めさせるつもりか」

20130510chap5 (52)
「そんなつもりはないけどな。ただ、お前が思い描くような完璧な子なんていないってこと」
別に女の子を理想化してるつもりはない。ただ・・・普通であって欲しいだけだ。

20130510chap5 (53)
「よし!休憩終わり!次は2階いくぜ!」
「やれやれ・・・。いつ寝れることやら」
ジェイクの掛け声にレイが重いため息をついた。



                                 chapter6に続く

配布シム カイル

こんばんは♪以前から配布予定だったシムのDLを開始します^^

20130509SSS (2)
可愛い系の男の子です。おめめぱっちりw
髪型を女の子ぽい髪型にすると男の娘としてもイケちゃうと思いますww

20130509SSS (3)
sims3packとsavedsims両方入れてあります。
お好きな方で導入してください。

CCは全て抜いた状態です。

SSのカイル使用CC
skin:E-skin freckle (明るいカラーの方です)
hair:Newsea Tennis Male Hairstyle (TSR)
eye(contacts):Tifa N38
eyeliner:tifa N10 目頭をホワイトにカラーリング
eyebrow:Eyebrows collection(lowfull 111225を使用)
lip:lemonleaf nude color lip
アイシャドウ・ブラッシュは使用しておりません。
アクセ扱いの3Deyelash(S-clubさん)を使用しています。

20130509SSS (1)
注意
カスタムスライダーを多用しております。
こちらの記事にあるスライダーがないと、キャラを正しく再現できない 可能性があります。

当環境では問題なく動きますが、導入は自己責任でお願いします。

20130509SSS (4)
この状態で入ってます。

カイルのDLはこちらからどうぞ♪

Download

コメント欄をしめさせていただきました。
不備や連絡事項などございましたら拍手コメントよりご連絡ください。

Incubus

こんにちは!GWも終わりましたね!私はようやくいつもの日常が戻ってきて嬉しい限りです(笑)
更新もしばらく空いてしまって・・・スミマセンw
それなのにTumblrまで始めてしまう始末ww気軽にSSを載せられるので
こちらばかり更新してしまっておりました><

今日の記事ですがSS用に作ったキャラが気に入ってしまったのでそのキャラを
使ったSSがメインのストーリーです。
アダルト表現も出てきますので(そんなに過激じゃないですがw)苦手な方は
この記事をスルーすることをオススメします!

ちょっとファンタジーちっくなお話ですね。よろしければ以下からどうぞ♪




この森には女性の魂を糧に生きるインキュバスが存在するという。
彼の姿を一目見た女性は魅了され、彼なくしては生きていけぬほどに狂わされてしまう。

20130507SSS (1)
今日もまた一人・・・。

20130507SSS (2)

20130507SSS (3)
娘は彼から視線を外せない。
彼の毒はすでに娘の心に侵食していた。

20130507SSS (4)
延ばされた彼の手を娘はただ受け止める。

20130507SSS (5)

「明日もまたここに来るんだ。いいね」
彼の言葉に娘は静かに頷いた。

20130507SSS (6)
翌日も、その翌日も娘は彼の元へ通った。

彼だけが娘の世界の全てになった。

20130507SSS (7)

「私ずっと貴方の傍にいたい」

「君が望むなら」

20130507SSS (8)

「本当にずっと一緒にいられるの?」

「ああ。永遠に一緒だ」

彼の目が妖しく光ったことに娘は気が付かない。

彼の手に必死に縋りながら後を追った。

20130507SSS (9)

哀れな娘は彼の餌食となった。

20130507SSS (10)

怯えた娘に彼は優しく囁く。

「君を愛しているんだ」

20130507SSS (12)
彼の虜となっている娘はその言葉の甘さに身を委ねてしまう。

自分の命の炎が消えかかっているとも知らずに。

20130507SSS (11)

20130507SSS (13)

20130507SSS (14)

「愛してるわ・・・」

娘がそう口を開いた瞬間に、彼女の姿は次第に靄のようにゆっくりと消えていった。


20130507SSS (15)

「これで永遠に一緒だよ」

娘の魂を心行くまで味わったインキュバスが淫らに笑った。


20130507SSS (16)

そして今日もまた一人・・・・・。


                                     END




この程度のアダルト表現ならセーフかな?wwどこからがアウトなのかいまいちよく
分かっておりませんwwBANされたらどうしましょ(笑)

次回はちゃんとストーリーを更新できるように頑張ります♪
ここまで見てくださってありがとうございました^^

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Loveflower888

Author:Loveflower888
modで色々キャラメイクできるPCゲーが好き。特に綺麗な男子を作るのが趣味。シムズ3がメインですがskyrimの記事も載せています。
今後はまったり更新。気ままにUPしていきます。

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